元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~








数日後。

オレの体はボロボロだった。



父親の大切にしていた金属バッドはオレの血でまみれた。

その他にも、母親は父親が大事にしていた宝物を、全て血まみれにした。



「総司?」

「お兄様・・・?」

「良いよいつも通り兄貴で。
今お母様いないし」



ある日。

オレは母親に犯された。

服は引き裂かれ、痣だらけの体があらわになる。

オレの肩には、今でも黒く丸い痣が残る。

これは痣ではない。

母親がわざと煙草をオレの肩に押し当てた痕だ。

今でも消えない。

母親は一生、自分の浮気がバレた理由を、オレのせいにするだろう。




「どうしたんだその痣!」

「・・・ッ」

「言え、言うんだ総司」

「おか、お母様に・・・」

「ヤられたのか?」

「・・・ッうん」

「ゴメン今まで気が付かなくて。
俺は総司の兄貴なのに」



兄貴の綺麗な傷1つない肌が、

羨ましかった。








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