元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~









「花菜・・・?」




総司は語尾にクエスチョンマークをつけたまま、カナの背中を床から戻す。

暗い部屋の中、カナは総司を見つめ、抱きつく。




「大好き、総司のこと」

「・・・」

「総司が女性恐怖症でも良いよ。
カナが支えてあげるから」

「・・・やだ」




は?

やだ?

アンタ子どもか?





「女に守られようとは思わない。
オレが花菜を守る」

「・・・///。
総司アンタ天然なの?」

「は?」

「そんな恥ずかしい台詞、赤面もせず言うなよ。
カナが恥ずかしいだろ?」

「・・・何のこと?」




総司は天然ということが発覚した。




まあそんな総司も好きだけど。

でも暫くは慣れそうにないなぁ・・・アハハ。








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