元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
第2章~恭真と知紗~
☆知紗side☆
「・・・どういうこと?」
「だから、別れてほしい」
「え?」
「ゴメン突然。
でも俺じゃ知紗を幸せにできないみたい」
力なく笑った恭真は、行ってしまった。
残されたチサは、その場に放心状態。
って、
えええぇぇぇぇ!?
何でいきなりフられているの!?
信じられないっ・・・!
チサはヤンキー時代に鍛えた足で、恭真を追いかけた。
しかし時すでに遅し。
恭真はさっさと車に乗り込み、行ってしまった。