元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
「なら今日の夜でも行くか?」
神崎が渋々聞いてくる。
「お願いします!」
「なら決まりだね!
待ち合わせはね―――・・・」
待ち合わせ場所を決め、チサたちは教室へ戻った。
☆☆☆
一回家へ帰り、再び待ち合わせ場所へ。
紅羽が待ち合わせ場所に指定したのは、知らない通りの中にあるお店。
「?」
目の前に建っているのは、古そうなバー?
紅羽、何故ここを指定した?
まぁ良いや。
「し、失礼しまーす・・・」
恐る恐る入ると、目の前にしゃがみ込んで何か作業をしていた男の人が振り向いた。
「あ、いらっしゃいませ。
逢沢知紗ちゃんかな?」
「あ、はい」