元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~








「てめぇら、この僕を呼び出しておいて勝手にお願いしているのに“明日行けない”だぁ?
自己中も良い加減にしろよカス」

「「ご、ごめんなさい・・・」」

「でも、明日は大事なデートなんです!」

「紅羽の言う通りです氷さん!」



「それに!」と紅羽が付け足す。



「暫くしたら紅羽sideの予定なんです!
それなのにここで沢山話したら、紅羽sideの意味なくなっちゃいます!
読者さんは私たちのラブラブっぷりを楽しみにしているはずです!」



え?

ちょっ、紅羽さん?




「誰も楽しみにしていねぇよ」

「わからないじゃないですか!」

「・・・まぁ、確かにそうだね」



え?

納得しちゃった?



和泉さんはクルッとチサを見た。




「悪いね知紗ちゃん。
明日また来れる?
2日続けてだから、ご両親怒るかな?」

「あ、大丈夫です」

「なら明日、また僕のバー・・・あ、ここに来てくれる?」

「はい、わかりました!」



ここ和泉さんのバーなんだ。

和泉さんの表の話し方みたいな、確かにゆったりとしたバーかも。




というか和泉さん。

大丈夫なんですか?

紅羽の滅茶苦茶な言い訳に流されて。



和泉さんもこの後

sideあるって聞いたんですけど・・・。






ま、良いか♪


(何が良いのよ By紅羽)






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