undying love 〜永遠の愛〜
『友里を…幸せに!お願いします…幸せにしてあげて下さい…』
おじさんは、フローリングに額をくっつけて土下座をしてきた
何を今さら…
「…言われなくてもそんなの分かってるよ〜?おじさん…一つ約束してくれる?」
『………?』
床についていた頭を引っ張りあげ上を向かした。おじさんは真っ直ぐ俺を見てきた
「死なないで…一生この罪背負って生きてね?…おじさん目が死んでるんだよね〜…友里が悲しむから…約束ね?」
俺はおじさんに向かってニッコリ笑って、部屋を出た
『雅也君!…ごめんなさい…』
おばさんは階段の上から俺を見下ろして、今まで聞いたことのないぐらい大きい声で謝ってきた
許すか…やっぱりクズだな…
早く帰ろ。友里が待ってる…
おばさんを無視して家をでて、車の中で手についた血を拭いた
車を走らせて、友里が待ってる部屋のチャイムを鳴らす
『雅也〜おかえりっ!』
部屋に入るなり抱きついてきた友里をきつく抱きしめて、何度もキスを落とした
友里を見た瞬間、数分前まで人を殴っていたことを忘れるぐらい穏やかな気持ちになれた