undying love 〜永遠の愛〜
『どこ行ってたの?』
殴りに行ったなんか言えないな…
俺が友里に殴られる…
「ん〜?ごめんな?散歩してたんだよ」
多分あの時、友里から電話がなかったらきっと止まらなかったと思う
助けられたのは俺か…
『雅也…どうしたの?…顔色悪いよ!』
無理矢理ベッドに寝かしつけられて、薬を飲まされて、俺の回りを行ったり来たりしている友里をずっと眺めていた
何故かこうして横になっていると、ますます気分が悪くなっているような気がした
「…友里…おいで?」
『大丈夫?病院行く?…りんご切るね!』
「いいから…ここにいろよ」
キッチンに行こうとする友里の腕を掴んで、ベッドに引きずり込んだ
『キャッ!…雅也…』
「しばらくこうしてて」
友里を抱きしめているのに、逆に抱きしめられている気分になっていた