undying love 〜永遠の愛〜
ーカーン…カーン…
陽の光に透けて見えるステンドグラスが、キラキラ輝いていて…まるで俺達を祝福しているみたいだ
友里がじーちゃんと一緒に、ヴァージンロードをゆっくり歩いてくる
純白のウェディングドレスに身を包んでいる友里は、目が眩むほど綺麗で…思わず見惚れてしまった
ばあちゃんや俺の両親、お互いの親しい友達だけを呼んでの結婚式
見て回ったどんな教会よりも小さいけど、ステンドグラスやパイプオルガン…俺達はこの、自然が溢れる教会に一目惚れした
友里がじーちゃんの腕から、俺が差し出した手をとった時に一瞬目が合った
俺を愛しそうに見つめる友里は、やっぱり愛に溢れていて…俺も優しく微笑み返す
神の前で誓いの言葉を交わし、既に涙を流している友里のベールをあげた
「泣くなって…」
少し笑って小声で話しかけても、友里は泣き止まなくて、見ていた皆がクスクス笑っていた