undying love 〜永遠の愛〜
親父から受け取った写真を持って、友里の職場に迎えに行った
妊娠がわかったのは、ついさっきだったらしく、友里の口から言わせるように…としつこく親父に釘を刺された
車を降りてドアに寄りかかっていると、向こう側から友里が走ってくるのが見えた
友里はいつも履いている高いヒールじゃなくて、ぺったんこの見慣れない靴を履いていた
無意識なのか、お腹に手をあてていて…すぐに抱きしめてやりたくて、俺は友里の元まで走っていた
「…友里!走るなよ…」
『…雅也…走るなって?どうしたの?』
「あぁ!…いや…違うけど…とりあえず行くか!」
いつものように、今日仕事であったことを俺に話してくる
その表情とか、時折見せる心配そうな顔や、怒った顔で、友里がどれだけ子供が好きなのかよく伝わってきた