undying love 〜永遠の愛〜
俺に言うタイミングを図っているのか、友里は食事中でもホークを落としたり…とにかく落ち着きがなかった
俺は、ついつい頬が緩んでニタニタ笑ってしまい、友里は俺の頬をつまんで軽く引っ張ってくる
『…雅也…お顔ゆるゆるだよ〜…?』
「そんなことねーよ?もう帰るぞ!」
家に帰る車の中でも、友里は口数が多くて…話してるだけで疲れてしまった
友里は部屋に入ってすぐに俺をソファーに座らせた
『雅也!…あのね?』
知っているとはいえ、何だか緊張して、ソファーの上で2人向き合って正座をしていた
「…どうした?」
『…えっとー…今日病院行ってきて…』
「あぁ…そっか…」
『赤ちゃん…できたの』
そう言って、ふんわり微笑む友里は、愛に満ちているようで…俺は友里の身体を優しく抱きしめて何度も「ありがとう」と繰り返した