undying love 〜永遠の愛〜


その後一緒に入った風呂も、友里のぺったんこの腹をたっぷり泡を立てて洗った

正直こんな薄い腹に新しい命が宿っているなんて、信じられなかったけど、前よりもずっとその身体が愛しく想えた

親になる責任とか…その時は、そんなことより神様が与えてくれた奇跡にただ喜ぶたけだった

いつもより早くベッドに入って、腕枕をしている手で友里の髪を撫でる

『ねぇ…私、仕事辞めようかな…』

「えっ?…いいのか?」

『うん…赤ちゃん産まれてからも頑張ればできるし…今は赤ちゃんできただけで幸せ…』

「そっか…」

友里の柔らかい身体を抱きしめるだけで、未だに胸がキュッって締め付けられて…心底惚れてるんだと、その度に気付く

パジャマを上げて友里のお腹にキスをした

『ふふっ…まだ動いたりしないよ?』

「いや…でも感激!…すげぇーよ…」

友里は、お腹に顔を埋めている俺の頭を優しく撫でていた

母親になるとこんなに変わるものなのか?…俺に触れる指先とか、笑顔とか…幸せが滲み出ているようだった


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