undying love 〜永遠の愛〜
『雅也…くすぐったいよ〜…』
「俺、昨日も無理させたな…ごめん…」
『ううん…大丈夫だよ!…でも安定期に入るまで我慢させちゃう…ごめんね?』
何でそんなに可愛く言うんだよ…
我慢ねぇ…よし…
「気にすんなよ!今は大事な時期だからな。それより楽しみだな…早く会いたい…」
額にキスをして抱きしめると、友里の甘い香りが広がって…俺はいつもみたいに愛したくなってしまう
『ダーメ!ちゃんと10ヶ月お腹の中にいてもらわなくちゃ♪』
「…そうだな!産まれたら…いつもの海とか、公園とか…3人でいろんな所行こうな」
『…うん!嬉しい…』
小さく頭を振って、泣き出した友里を壊れ物を扱うように抱きしめて、涙を拭う
友里は弱音も吐かずに、一生懸命、不妊治療にを続けていた
頑張ってる友里を前に、何もしてあげられなくて…その時、俺は申し訳ない気持ちでいっぱいだった
幸せだ…
こんなに俺を信じて、慕って…愛してくれて…これからは俺が責任もって2人を守ろう。無事にこの子が産まれたら3人でいろんなことをしよう…きっと今よりもっと幸せになれる。…っつーか絶対幸せにしてやる
俺は密かにそんなことを心の中で誓って、友里の唇に誓いのキスをした