undying love 〜永遠の愛〜


昨夜は結局、友里は夜遅くまで泣き止まなかった。泣き腫らした目がそれを物語っていた

俺はキッチンで友里が飲むジュースを作りながら朝ごはんの準備をしていた

「友里?…これも飲めよ!」

『はい♪…雅也…優しいね…』

俺を手伝おうとする友里を無理矢理ソファーに座らせて食事を取らせる

『もう!…甘やかしすぎ!…私、何にもしなくなっちゃうよ?自分で食べるもん!』

「何にもしなくていいよ!家事もしなくていいからな?俺が全部やるから!」

何かあったらどーすんだよ…笑えねーよ!
何で普通なんだ?こんな時に、じっとしてられるかよ…

そうとう可笑しかったらしい。友里はお腹を抱えて笑い転げていた

その日は、2人とも仕事が休みで、ニコニコしている友里を連れてじーちゃん家に行った

すでに親父から伝わっていたらしく、友里は部屋に入るなりじーちゃんに抱きしめられていた


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