undying love 〜永遠の愛〜


ーガチャッ…

その日は仕事が夜中まで長引いて、家に着いたのは明け方だった

寝室で友里が寝てるのを確認して、リビングでバーボンを飲みながら、病院でもらった赤ちゃんのビデオを見た

何回見ても飽きなくて、俺は暇さえあればこのビデオを眺めていた

『…雅也…おかえりなさい』

「あぁ…ごめん。うるさかったか?」

友里はトコトコと俺の隣に来て、ソファーに座る

『大丈夫だよ?今日お昼寝いっぱいしちゃって…目覚めちゃった』

赤ちゃんが出来てから、友里は寝起きが悪くなって、よく寝ている気がする

「眠たくなったら一緒に寝ような」

『あっ!…じゃあDVD見よう?この前、気になったの買っておいたんだ♪…いい?』

「いいよ〜どうせ泣ける恋愛ものだろ?」

友里はホラーやコメディー映画は絶対見なかったけど、泣ける恋愛物だけは好んで見ていた


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