undying love 〜永遠の愛〜
−愛−
それからはびっくりするぐらいに順調だった
友里はやっぱり不安なのか、一緒にいる時は俺の側を全く離れなかった
俺は親父の病院で特別な目で見られるのが嫌で、友里が妊娠5ヶ月目になった時に、自分の病院を開業した
もういつ産まれてもおかしくない頃…俺は自分の病院に行くため、いつもより早くに家を出た
「じゃあ行ってくるな?」
玄関先で、友里とお腹の子にキスを落とす
『行ってらっしゃい♪』
「何かあったらすぐ連絡しろよー?」
『うん。わかってるよ』
友里の頭をポンポンと頭を撫でて、家を出ようとすると、友里が俺の服を掴んでひき止めた
『……雅也!大好き…愛してるよ…』
「…フッ…急にどうした?」
『…ううん!言ってみただけ♪』
俺は、ニッコリ笑った友里の唇にチュッと、一つキスをして部屋を後にした
その日の空は
雲一つない澄みきった青空だった