undying love 〜永遠の愛〜


「おばさーん〜…冷えピタとフルーツとか、なんか食うものくれる〜?」

一階に降りて、リビングに行くと、おばさんはキッチンでリンゴを切っていた

『ごめんね〜?まだ熱あるの?』

「熱はだいぶ下がったよ。食欲ないらしーけど〜。アイツ痩せただろ?…明日病院連れてってやってよ」

『…友里ちゃんと…付き合ってるの?』

俺にウサギりんごと、飲み物が乗せてあるトレーを渡しながら真剣な面持ちで聞いてきた

「付き合ってねーよ?心配だった〜?平気だよ。エッチなことはしてねーから〜」

『ふふっ…雅也君が彼氏だったら、友里ちゃんも幸せだろうな〜って思ったのよ』

「こんな適当な男には勿体ないよ〜…俺よりもっといい男は山程いるだろ?」

『そう?そんなことないと思うけど…とにかく、友里ちゃんをよろしくね?』

少し困ったように言われて、看病の事を言っているのか、それとも他の…別の意味があるのか考えてしまった

おばさんは何か知ってるんだな…。
何なんだよ…何を隠してるんだ?

「オッケ〜…手取り足取り…優しくしてあげよー♪」

クスクス笑ってるおばさんを残して部屋に戻ると、友里は少し荒い寝息をたてながら眠っていた


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