undying love 〜永遠の愛〜
ーガラガラ…
「友里いる〜?」
返事がないので、ベッドを覗くと、エアコンが効いていて寒いのか、友里が布団にしっかりくるまっていた
ーシャッ…
「友里…まだ具合悪い〜?家帰るか?」
『…雅也には関係ないでしょ!?』
突然、声を大にそう言われて、俺の中にふつふつと怒りが湧いてきた
「あぁ〜関係ないね。…けど様子見に来た奴に、ありがとう…も言えねーのかよ!?お前の元カレと一緒だな。ずっとそうしてろ」
冷たく言い捨て、友里を睨むと、頬に涙の跡があって、瞼が腫れているのがわかった
『…ッ…一人にして…お願い』
「話せ。何で泣いてるんだよ」
近くの丸い椅子に座って、俺はしばらく黙ったまま、友里の言葉を待った
『ごめんね…今はまだ言いたくないの。…別に隠してる訳じゃないんだけど…』
声を絞り出すように、そう言った友里は、嘘をついているようには見えなくて、少し安心した
「そうか。言えるようになったら俺に一番に言え。わかったか?」
俺に言いたくない事ね…
何を抱えてんだよ?
友里は決して、うん…とは言わずに、ただ黙って俯くだけだった