undying love 〜永遠の愛〜
友里はコンビニに入ると、楽しそうにお菓子や飲み物を選んでいた
『花火はこれがいいな〜♪』
「線香花火?打ち上げとかいらねーの?」
『うん!普通に手持ちがいいの』
控え目な花火ばかりを、たくさんカゴに入れて、俺はピンクのビーサンもカゴに入れた
『雅也もビーサンなんか履くんだ?』
「これはお前が履くんだよ。ヒールで来て…それお気に入りだろ?海は汚れるからな」
友里は俺の言葉を聴くと、そのまま外に出て車のストッパーに座ってしまった
何だ〜?変なやつ…
会計を済ませて車に向かう時に、俺の何歩か後ろにいた友里が急に叫んだ
『ありがと!』
驚いて振り向くと真っ赤な顔をした友里が、俺のすぐ後ろにいた
『ビーサンとか…その…ッ…とにかくいろいろありがと…///』
「フッ…どういたしまして〜」
頭を撫でて助手席を開けてやる
友里は車の中で買ってやったビーサンに履き替えると、嬉しそうに笑っていた