undying love 〜永遠の愛〜
「友里…お前もしかして…」
『…私、家で…パパの…ベッドの相手をしてるの…』
予想していた物より酷い言葉に身体中の血液が引いていくのがわかった
「……でも、それって犯罪だろ?…それにおばさんは知ってるのか?」
『うん…いつも見て見ぬふりよ?酷いよね』
俺は友里を向かい合わせに座らせて強く抱きしめた
「ごめんな…もっと早く気付かなくて…」
何で聞かなかったんだよ…あの時…
『ううん…もういいの。私は一生あの家から抜け出せないのよ』
友里は俺の腕の中でフフッと笑うと、俺の腕からからスルリと抜け出した
「全部…話して…」
逃げようとする友里を動けないように抱きすくめた
その時の俺には、ただ友里を抱きしめることしかできなかった