undying love 〜永遠の愛〜
暑いと騒ぐ友里を連れて俺の部屋に入った
『相変わらずキレイだね〜♪』
「女が絶えないからな〜♪」
寒いぐらいにエアコンが効いた部屋は、さっきまで蒸せるような暑さの屋上にいた俺達にはちょうどよかった
「で〜?何で振られたの〜?」
『………………』
「一応幼なじみなんだから、何でもお見通しなんだよね〜…早く吐け」
俺の言葉に後押しされ、涙を流しながら、振られた男について語り始めた
『…私が悪いのかもしれないけど…いろいろ我慢してるのに…アイツ、ありがとうも言わないし…イメージと違うとか言われて…私がダメなのかな…?』
友里はいつも振られた男を想って躊躇いもなく綺麗な涙を流す
「お前はダメじゃねーよ?…友里の魅力に気付かない男なんて放っておけよ?…お前の良いところをわかってくれる奴は必ずいるから…なっ?」
頭をポンポンと撫でて、涙を指で拭うといつもの笑顔で微笑んだ