undying love 〜永遠の愛〜
『初めて、パパに触られた時は…高1の夏だったの。逃げ回ったんだけど…お腹殴られちゃって…ダメだった』
友里の髪を撫でながら、俺は憎しみを抑えるので精一杯だった
『…それで気を失ってる間に…目が覚めたらベッドが血まみれで…ママが隣で泣いてたの』
だからあんなに初体験の理想とか…何で気が付かなかったんだよ…守ってやれたかもしれねーのに…
『ママが泣きながら、ごめんねって…その時わかったの。養女として引き取られたのは、子供が出来ないとか、そんな理由じゃなくて、ずっとこうする事を狙ってたんだって…』
「毎回殴られるのか?」
『うん…罪滅ぼしなのかもね。せめて記憶がない時に終わらせるのが』
その時友里のカバンの中で携帯が鳴った
ディスプレイを見るなり険しい表情になって、一つ溜め息を吐くと普段の友里からは想像できない低い声で電話にでた