undying love 〜永遠の愛〜


『雅也…無理だよ…』

「俺を信じろ。…それにこうゆう時こそ素直になれよな」

友里は言葉の意味がわからないらしく、横に首を傾げた

「俺の事どう思ってる?」

『えっ!?///…どうって…』

俯く友里の顎を指であげて、大きな漆黒の瞳を真っ直ぐ見つめた

「俺は好きだよ。友里の事…」

『…私汚いし…雅也もいい気はしないでしょ?』

「しないね。…だけどそんなことより好きの方が上回ってんだよね〜…それってどうしようもなくない?」

『…いっぱい迷惑かけるよ?』

「うん」

『嫌な想いもさせちゃうと思うし…』

「うん」

『……それで本当にいいの?』

「当たり前だろ?…っつーか、そろそろ素直になれよ。焦らしすぎ」

友里は優しく微笑むと、俺の頬に両手を添えて軽く触れるだけのキスをした

『ありがと、私も好き…雅也のこと…大好きだよ』

そう言った瞬間、友里の瞳から涙が一筋零れた。俺はその涙を唇で拭って、友里の唇に優しくキスをした


< 32 / 132 >

この作品をシェア

pagetop