undying love 〜永遠の愛〜
−傷−
刻むようなキスから、だんだん貪るように、深く友里を奪った
『ン…ッ…』
力が抜けたのか、友里は俺の胸に頼りなく寄りかかってくる
白い首筋に顔を埋めて、髪を撫でながら、友里の呼吸が落ち着くのを待った
「大丈夫〜?」
『もう!…苦しかったんだから…』
「クックックッ…ごめんな?…じゃあそろそろ帰るか」
立ち上がって友里のカバンを持って、手を引くと、俺の手を遠慮がちに握り返してきた
車に乗り、タバコに火をつけてしばらく走る
「俺の部屋に住めよ」
『えっ?』
間抜けな声を発する友里の頭を撫でた
「だから…あの家にはもう帰さない」
『ッ…でも…そんなの…』
否定の言葉を言おうとする友里の唇を塞ぐ
「もう、あいつらには触らせねーって言っただろ?…俺は、お前が嫌だって言っても連れて帰るからな」
涙を流しながらコクコク頷く友里を、信号待ちをいいことにきつく抱きしめた