undying love 〜永遠の愛〜
俺の左腕に、友里の頭をちょこんと乗せてそのまま左手で頭を撫でてやる
友里は俺にしがみつくようにしていた
「友里…怖いか?」
今日1日は守れる…だけど明日はどうなるか、わからない…不安が無意識に友里の行動に出ていた
『大丈夫。平気よ?もう忘れるの…』
「証拠…何か証拠とかないのか?」
『ん〜…証拠?』
何か証拠がなかったか考えていたと思ったら、急に大きな声をだした
『日記!』
「日記…日にちとか書いてあるか?」
『うん…日記って携帯の日記なの…』
友里は初めて親父に性暴力を受けたその日から、携帯の無料サイトの…いわゆるブログにパスワードをつけて、誰にも言えなかった事をそこで、吐き出していたらしい
「もし…誰かに…見せなきゃいけなくなったら…見せれるか?見られたくないか?」
『…雅也も見るの?』
「俺は…見ないね。俺に見られたくないんだろ?…だったら見ない。安心しろ」
額に唇を落として、友里の瞳を見つめると急に声をあげて笑いはじめた