undying love 〜永遠の愛〜
−platonic love−
−問題−
閉じられたブラインドから漏れる光で目が覚めた。だんだんはっきりしてくる意識の中で、俺の腕の中に友里がいないのがわかった
はっ!?何でいねーんだよ…
ーバン!…
「友里!!」
『えっ?おはよ…雅也?どうしたの?』
友里は料理をしていたのか、エプロンをつけて、菜箸を持っていた
「はぁ〜…」
『キャッ!…えっ?…なっ…何?』
俺は安心して身体の力が抜けてきて、近くに寄ってきた友里を強く抱きしめた
『わぁっ……あっ!火…』
俺の腕からスルッと抜け出すと、パタパタとスリッパを鳴らしてキッチンに走っていった
追いかけて、フライパンを動かしている友里を後ろから抱きしめる
『雅也…どうしたの?何か変だよ?』
「…お前急にいなくなんなよ…びっくりするだろ?」
『…えっ?あぁ…ごめんね?寂しかったの〜?…ふふっ…可愛い〜』
ムッ…
そう言う友里の唇を肩越しに塞いで、頬を赤く染めた友里を残してソファーに座った
フフン…ざまーみろっ…