undying love 〜永遠の愛〜
遠慮している友里を連れて、当分家に戻らなくてもいいように、服や下着…化粧品などを買って回った
歩き疲れてカフェに入った時に、さっきまで俺の後をついてくるだけの友里が口を開いた
『雅也…迷惑だよ。こうやっていろんな物買ってもらっちゃったり…それに養女になるなんて…そんなことまでしてもらえない』
友里は顔を歪めながら真剣に話す
「誰も迷惑だなんて思わない。っつーか…本当はお前の親訴えて、ボコボコに殴っても足りないぐらいだけど…これで我慢してるんだ…友里には自分の事だけ考えてほしい」
『でも…』
今にも泣き出しそうな友里の手を握った
「おじさんもおばさんも今まで通りに暮らせる。友里は何にも心配しなくていいから」
友里の頭を撫でて、髪にキスをした
『ありがとう…ごめんね…』
何故友里がこんな辛い目に合わなきゃいけないのか、俺には納得出来なかった
泣き出してしまった友里の手を引いて、カフェをでてそのまま親父の所に向かった