undying love 〜永遠の愛〜
−家庭−
ーカチャ…カチャ…
夏休みの最後の夜、じーちゃん達と4人でレストランに行き、フレンチのコースを食べていた
メインのステーキが運ばれてきた時じーちゃんが口を開いた
『今日ね、友里のお父様達の所に話し合いに行ってきたよ』
「どうだった!?」
『落ち着きなさい。雅也…とりあえずお父様達に今までの事を認めさせて、戸籍を移すのを承諾させたよ』
「はぁ〜…よかった…」
『それでね…友里。お父様達が今までの事を謝りたいと言っていてね…』
『パパ達が…?』
友里の親は戸籍を移す代わりに、最後に友里と会うのを条件に出したようだった
「でも、それ…友里が危ないだろ!」
『もちろん友里だけを行かせる訳にはいかない。近くで私達が見守るか…雅也が一緒に行くか…私はどちらかがいいと思うが。まぁ…ゆっくり考えなさい』
『ありがとう…おじいちゃん…』
不安そうな顔をする友里を隣に、俺はステーキを一口切って食べられないでいた