undying love 〜永遠の愛〜


じーちゃん家に帰り、友里と一緒にテラスで夜空を見上げた

「宿題やってねーよ〜…」

『えっ!?そうなの?ダメじゃん…』

明日から学校なのに俺達には夜が明けるまでずっと、そこから動けないでいた

空が明るくなる頃やっと部屋に戻った俺達は風呂に入り、そそくさとベッドに入った

『ねぇ…私ね、パパに会う時、一人で行きたいな…ダメ?』

「一人で?それは…見張りもつけないでってことか?」

『うん…私一人で…』

「でも……」

友里の決意は固く、俺が何を言っても首を横に振るだけで、俺は友里に何かあったらすぐに連絡するように言って、一人で会うことを許した

何かあってからじゃ遅いんだけどな…

隣ですやすやと規則正しい吐息を漏らしながら、眠る友里を眺めていると、穏やかな気持ちになれて心が晴れていくのを感じた


< 60 / 132 >

この作品をシェア

pagetop