undying love 〜永遠の愛〜
久しぶりに入った店は相変わらずガラガラで、何も変わってない姿にちょっと安心した
2階に通されて、適当に注文した後、友里は運ばれてきたお好み焼きを嬉しそうに作っていた
「…出来んの?」
『うん♪大丈夫だよ?』
不安だったが、友里はおぼつかない手付きで何とかひっくり返していた
「へぇ〜…上手くなったな?」
『でしょー?』
お好み焼きを食べ、口直しのアイスを食べている友里を眺めていると、急に怒ったような顔で俺を見てきた
『ねぇ…ここ、美由紀先生とも来た?』
その質問に、おもわず絶句している俺を見ると、友里はケラケラ笑いだした
『別に怒ってるわけじゃないの!ただ気になっただけだよ?』
気になっただけって…余計怖いんだけどー…
「アイツとは…こうゆう所は来てねーけど…やっぱ気付いてたんだな?早く言えよ〜…」
『あははっ…雅也分かりやすいもん!…あっ、そうだ…いい事教えてほしい?』
「何ー?悪い事だろ?どうせ」
『美由紀先生、日本に帰ってきたって』
一瞬自分の心臓がドクンと大きく波を打って、時間が止まった気がした