undying love 〜永遠の愛〜


『どうしたの?会いたくなった?』

「なんだよ?今更どうゆうつもり?お前…自分が何言ってるのか分かってんのか?」

『分かってるよ?ただ美由紀先生がニューヨークから帰ってきたって雅也に伝えただけ。…言わない方がよかった?』

「別に…アイツが日本に帰ってきた所で、俺は何も変わらねーから」

『じゃあ何でそんなに怒ってるの?』

何か試されてるような視線をうけて、俺は友里の腕をとって店を出た

『痛い…ッ…雅也離して…』

「あぁ…ごめん…」

腕を離すと友里が抱きついてきた

『海…あの海行きたい…』

海に向かう途中、俺は、友里との間にある沈黙に耐えられなくなって、車に友里を残してコンビニに入った

友里が好きな線香花火を探したが、もう花火は売ってないらしく、酷く落胆した

タバコとジュースを買って車に戻れば、友里は疲れていたのか無防備な顔で眠っていた


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