undying love 〜永遠の愛〜
「友里…着いたぞ…」
声をかけても眠りから覚めなくて、友里の唇に優しくキスをすると細い肩が小さく揺れた
『…ッ…まさやぁ…』
不意に呟かれた自分の名前に驚いたが友里はまだ眠ったままだった
砂浜に座って友里を膝に横向きに座らせて髪を撫でると、しばらくして目が覚めたのか、俺の胸に抱きついてきた
「友里、海だぞ?わかるか?」
『うん…海…雅也ごめんね…』
「いや、今日はいろいろあったから…疲れたんだろ?気にすんなって」
『違う…先生の事…』
「ぁあ……いいよ。気にしてねーから」
今は触れたくない話題がでて、ついつい冷たい言い方をしてしまう
『ウソ…気にしてる…』
「はぁ〜…じゃあ何で俺に言ったんだよ?言う必要ないだろ…」
『だって…雅也は、私に何にも話してくれないでしょ…』
そう言うと、友里は膝から降りて俺の隣にちょこんと座った