undying love 〜永遠の愛〜
「それで俺に言ったのか?」
『…うん…ごめんなさい…』
友里は素直に謝ると俯いて泣いているのか、涙が砂浜に落ちていた
「よいしょっ…」
腕の中に友里を入れて、どんどん溢れてくる涙を拭った
『…ごめんね…』
「何で謝るの?俺から言わせればそれって妬いてるってこてなんだけどー」
今まで伏せていた瞳を見開いて、必死に訴えかけてきた
『ッち…違う!絶対違うもん…』
「フッ…そう?…ならいいけどー」
胸に引き寄せて、友里を腕の中に閉じ込めてから、深呼吸をしてゆっくり話した
「…例え偶然会ったとしても、アイツには子供がいて…俺には友里がいる。何も変わらないし、変わる気もない。…そんなに心配だったか?」
『ぁ、ううん…心配よりも…不安だったの。私、雅也の事なにも分かんなくて…先生が帰ってきたら雅也は先生のとこに行っちゃう気がして…』
疑ってごめんなさい…と俺を見上げて言う友里が可愛くて…心底惚れてるんだと想い知らされた