undying love 〜永遠の愛〜


前よりはだいぶ上手くなった友里の舌使いにもどかしさを感じ、歯列や上顎をなぞった

『…ふッ…ぅ…ン…』

鼻にかかる甘い吐息が聞こえたと同時に、快楽から逃げようと頭を反らしていく

過虐心を煽るその反応に俺自身が我慢出来なくなりそうで、名残惜しく唇を離した

「信じた…俺の事?」

友里は俺の腕の中で小さく頷いた

「ダメだね…家族なのに〜」

『…ぅん…でも今は恋人でしょ?』

濡れた瞳の奥に不安が見えた気がして、俺はもう一度唇を塞いだ

「一生俺の女だから…」

耳元で囁いたその言葉が聞こえたかはわからないけど、友里は首や耳まで真っ赤にしていて、俺を信じてくれたのを感じた

季節が変わろうとする空の下で、俺達はいつまでも抱き合って口づけを交わした


< 70 / 132 >

この作品をシェア

pagetop