undying love 〜永遠の愛〜
―3月―
高校生活があと少しで終わる
友里は希望していた短大に推薦で受かって、俺も本当に危なかったが、ギリギリで本命の医大に合格することが出来た
卒業式には親父やじーちゃん達も来ていて、友里が凄く喜んでいた
クラスの連中と写真を撮ったりした後、友里の教室に行くと、誰もいなくなった静かな教室で友里がポツンと机に座っていた
近くに行けば頬を伝う涙がキラキラ光って切ないほど綺麗にうつる
泣いてるのか…
「…友里…」
後ろから抱きしめて名前を呼べば、眩しいほどの笑顔を振りまく
『…雅也…キスしていい?』
そう言うと、俺の返事を待たないで友里の唇が重なった
『ふふっ…』
「珍しいね〜」
2人してケラケラ笑いあって学校を出ると、そのまま俺達が始まった場所に行った