undying love 〜永遠の愛〜


ーチャプチャプ…

「風邪引くから…見てる方が寒いって…」

まだ寒くて冷たいとわかっているのに波打ち際で裸足になって遊ぶ友里を抱き上げた

『わぁっ!…拭いてくれるのー?』

「あぁ…大人しくしてろよ?」

透き通るほど白くて細い友里の足を拭いて、靴下を履かせた

『ありがと!温かい♪』

近くのコンビニで買ったカイロとホットココアを渡して友里を後ろから抱きしめる

何でかな…後ろから抱きしめてると落ち着くんだよな〜…

『やっぱ寒いね…』

俺のポケットに繋いだ手を入れた

「寒いな〜…友里にいいものあげるよ」

『えっ?いいもの…卒業だから?』

「…それはちょっと違うけど、手出してみ?」

友里は右手を出して、俺に向けて不思議そうに首を傾げている

フッ…
右手出す女がいるかよ…

「ははっ!…違うって。こっち」

ポケットの中で繋いでいた手を出して、友里の顔の前に掲げた


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