undying love 〜永遠の愛〜
『…えっ?…コレ…』
「…今日は俺達が付き合い始めて8ヶ月の記念日だろ?友里、忘れてただろ〜?」
俺は友里の左手の薬指に光る指輪に、そっとキスをした
「一応これ、ペアリングなんだよね〜…まだお互い学生だから結婚は早いけど…予約ね」
友里の反応がないから回り込んで顔を見ると、静かに涙を流していた
「泣くなよ…嬉しくないのか?」
『…雅也…大好き…』
返事になってない答えが返ってきたと思ったら、そのまま友里が抱きついてきて、ついつい笑ってしまった
「ははっ…よかった。喜んでくれて」
『嬉しい!ありがと…』
まじまじと指輪を見ては、ニヤニヤしていた友里が急に声をあげた
『ハート!ハートになってる…この石、何?…隣はイミテーション?』
今気づいたのかよ!
遅いな〜…ホント抜けてるな…
内心そんな事を想いながら、友里の指で光る指輪と、俺の指についた指輪を重ねた