undying love 〜永遠の愛〜
枕を氷枕にして、冷えピタを貼って、髪を撫でていると、ゆらゆら揺れる瞳で俺を見つけて弱々しく微笑んだ
「熱あるから…もう少し寝ような〜下がったら車で送るから」
小さく頷いた時に、自分の格好が変わってるのに気付いた様だった
「ごめんな?とりあえず服、着替えさせちゃった〜」
いつものノリで、おどけて言うと、友里の顔はどんどん青ざめていった
『……見たの?…』
真顔で呟くように発した、その言葉に不安や恐怖が混じっているのを感じた
「…うん?目瞑ってたから、ヤらしいことはしてないぞ!?安心しろ!」
『…そっか〜…ありがと…』
安心したのか、髪を撫でていた俺の手を包むように握ると、友里は瞼を閉じて眠りに落ちていった
この瞬間、友里と俺の間には蟠りがあって、お互いに誰にも言えない秘密があるような気がしてならなかった