undying love 〜永遠の愛〜
『私、雅也の手好きなの』
ははっ…手が好きって…
「…何で〜?」
『いっぱい幸せくれるから…』
友里はそう言うと、俺の首に腕を回して、照れながらも真っ直ぐ瞳を見つめてきた
『雅也にあの時助けられて、おじいちゃんとか…私に新しい家族を作ってくれて…この手がいつも私に幸せを作ってくれるの…だから好きなんだぁ…』
「友里…出るぞ」
『えっ?…今入ったばっかりじゃん…』
「そんなこと言われたら我慢なんかできねーよ。…友里を抱きたい…」
抱きしめて、友里の髪をまとめていたピンを抜いて、顔にかかる髪を掬い、キスをした
「…ベッド行こうか」
そう耳元で囁くと、小さく…でも、確かにしっかりと反応してくれた
友里はタオルを身体にぐるぐる巻いて、俺に水を渡してくる
『なんか飲まないと…ビールにする?』
「いや、水でいいよ。ありがとう」
空になったグラスをテーブルに置き、友里を姫抱にして、そっと寝室のベッドにおろした