undying love 〜永遠の愛〜
「…別れたいのか?」
胸に顔を埋めたまま、友里の瞳を見ないで問いかけた
『雅也…ごめんね…私、雅也のこと…裏切ろうとしたの…』
…裏切る?…友里が俺の事を?
ハッ…ありえねぇー…
俺は何も言わずに、友里の言葉を待った
『昨日…指輪とか…凄い嬉しかった。雅也とひとつになれて幸せだったの。これは本当だよ…嘘じゃないの…信じて?』
「…じゃあ何で…別れ話なんか…」
『…パパとまだ一緒に住んでた時…ピル飲んでたって話したの…覚えてる?』
…パパ?
何でその話しになるんだ?
俺は顔をあげ、友里の頭を腕に乗せて、ゆっくり髪を撫でた
「覚えてるよ…何か関係あるわけ?」
友里は頷くと、俺の胸に飛び込んで、そのまま小さな声で喋りだした