undying love 〜永遠の愛〜
『…ママは…パパはゴムを着けてくれてるから、飲まなくていいって…。だからパパが帰らない日とか飲みたくない日は飲むのを…止めてたの…』
「……ぁあ…」
友里の声がだんだん掠れてきて、俺の身体に回していた腕は力が抜けていってるのがわかった
『…私…赤ちゃん産めないの…』
友里は濡れた瞳を俺に向けて、弱々しく微笑んだ
『…ここに住む前、生理来なくて…おばあちゃんと病院行ったの…』
…嘘だろ?ちょっと待て…
『赤ちゃん…お腹にいて、でも心臓動いてなくて……』
ポロポロ涙を流す友里をきつく抱きめた
「…だから別れるって言ったのか?」
『だって…このことも、赤ちゃん産めないのも…全部私のせいで…雅也は何も悪くないのに…子供欲しいって言ってくれたのに…雅也に何もしてあげられないの…』
最低だ…俺、何も知らないで…友里はずっと一人で悩んでたのに…傷つけて…