undying love 〜永遠の愛〜


顔を殴る度に、俺の拳がおじさんの血で染まっていく。俺は大の男が殴られても余裕でいられる加減はわかっていた

「ねぇ…どんな気分だった?友里のこと犯してる時…ねぇ…どんな気分だった?だだそれを眺めてる時…友里はどうだっただろうね?」

『雅也君…お願い!もうヤメて…』

「何でそれをコイツに言わなかったの?…ははっ!やっぱりお前ら腐ってんな」

おじさんは、もう一言も喋る事なくただ俺に殴られていて、おばさんは、涙を流しながら膝を抱え込んでいた

ホントに邪魔だな…コイツのせいで…

〜♪〜♪♪〜

…友里だ…もう起きたのか

「もしも〜し…起きたか?」

[うん!雅也、どこにいるの?]

目覚めた時に
隣にいてやろうと思っていたから、友里の電話で我にかえった

「秘密〜♪…すぐ帰るから。いい子にしてろよ〜?わかったか?」

[はぁーい…じゃあね♪]

電話を切って、俺はおじさんの上からどいた

「また友里に助けられて…幸せ者だね」

そう耳元で囁いて、部屋を出ようとした時におじさんに呼び止められた


< 99 / 132 >

この作品をシェア

pagetop