ラン・エ リーズ
レイと変わらない背丈に
短い髪。
だが彼とは対象に
筋肉質な体つきは彼より大きく見える。
ドリームキャッチというものなのか、
そこに付けるべきではないのだろう。
片耳に
それらしき物をつけている。
レイは使用人と
目を合わせた。
使用人も黙って部屋を出ていった。
部屋には
レイとゲビンだけとなった。
「たった今、
ミニオンヌ陛下から直々に手紙をよこされた」
「…手紙。なんと書かれていたのですか?」
持っていた手紙を
手渡した。
ゲビンは眉を寄せながら手紙を受け取り
中身を開いた。
文字を追っていくその目は
先程のレイと同じく険しくなっていった。
「将軍、これは…」
顔を上げたゲビンに
前に座る彼が頷いた。