ラン・エ リーズ

ミニオンヌは
彼と距離を縮めた。





何も言わなくともわかる。


理由を聞いた上で
それでも"なぜ"と聞く。


自分が納得しないと
気がすまない性格なのだろう。







方膝をついたまま
リュンヌは言った。


「…私は、国を出ます。
ですから、もう、会うことも――…」









全てをいい終える前に
ミニオンヌは立ち上がった。






リュンヌだけではない。


当然、
その場にいる誰もが唖然としていた。





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