冷たい手
雑貨売り場の一角で、ダイチは少し立ちどまった。
何かを考える。視線が一点に集中していた。
ミカはダイチの見つめる先を見た。ダイチがミカの視線に気づいたときには、ミカはまた困っていた。
ダイチは首を横に振る。なにかを否定している。
「いえ、必要な物です。すみません。」
ミカは生理用品をとると、かごの隅に入れた。
歯磨き一式や、シャンプーにリンス。それから洗剤などの数多くのものを買うダイチ。
まるで今日から一人暮らしをするかのようだ。
ミカ一人増えるだけで、そこまで買いたさなくても良いだろうと言うくらい買っていた。
これから長い期間、一緒に生活するのか。
なんだかそれが、ミカには嬉しくて、でも不安で。それよりも、楽しかった。
何かを考える。視線が一点に集中していた。
ミカはダイチの見つめる先を見た。ダイチがミカの視線に気づいたときには、ミカはまた困っていた。
ダイチは首を横に振る。なにかを否定している。
「いえ、必要な物です。すみません。」
ミカは生理用品をとると、かごの隅に入れた。
歯磨き一式や、シャンプーにリンス。それから洗剤などの数多くのものを買うダイチ。
まるで今日から一人暮らしをするかのようだ。
ミカ一人増えるだけで、そこまで買いたさなくても良いだろうと言うくらい買っていた。
これから長い期間、一緒に生活するのか。
なんだかそれが、ミカには嬉しくて、でも不安で。それよりも、楽しかった。