スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
のん気に幼なじみにまんじゅうを差し出すシュウを一蹴した猫野が、弱々しく発した湖柚の名前。
「アイツがどうした?」
「それがさっき廊下歩いてたら、女子集団に連れて行かれちゃったのよ!止めようとしたんだけど、私も猫っちも押さえ込まれちゃって……」
素早く続きを促すと、今度は鞠目がしかめっ面で答えた。
湖柚が……女子集団に連れて行かれた?
「マジ!?風家ヤベェじゃん!鞠目、猫野、風家どこ連れて行かれたんだよ!?」
「分からない……私も己園も、押さえつけてきたヤツ振り切って、ここまで来るのに必死だったから……」
「アイツがどうした?」
「それがさっき廊下歩いてたら、女子集団に連れて行かれちゃったのよ!止めようとしたんだけど、私も猫っちも押さえ込まれちゃって……」
素早く続きを促すと、今度は鞠目がしかめっ面で答えた。
湖柚が……女子集団に連れて行かれた?
「マジ!?風家ヤベェじゃん!鞠目、猫野、風家どこ連れて行かれたんだよ!?」
「分からない……私も己園も、押さえつけてきたヤツ振り切って、ここまで来るのに必死だったから……」