スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
分かりやすく慌て出した甲斐に、猫野が悲壮感を漂わせながら返す。


その時、鞠目がバンッ!とオレ達3人が囲っていたオレの机を両手で叩いた。


「ま、鞠目?」


幾らのんびり屋でもいきなりんな事されちゃあ、シュウも驚く。


自身の名前を呼ぶシュウを無視して、鞠目がオレを睨んだ。


「村星君、湖柚がこんな事になったの、アナタのせいよ!!アナタが一昨日、皆の前で湖柚にあんな事するから!!」


「ち、ちょっと己園……」


「猫っちは黙っててよ!責任取って村星君。じゃなきゃもう、アナタと湖柚を2人っきりで会わせたりしない!!」
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