スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
どうやらオレは、知らず知らずの内に湖柚の顔を凝視しまくっていたらしい。


「あっ、わ、わりぃ!別に何か付いてるとか、そんなんじゃないから!ごめんな!!」


慌てて弁解するも、湖柚の周りにはフワフワとクエスチョンマークが漂って見える。


曇りの無い純粋な瞳で見つめられると、何だか心の奥底まで見抜かれている気がした。


~~~~…(汗)しょうがない、別に悪い事考えていたワケじゃないし………


ここは正直に言っちまうか。


「いや……湖柚って前と比べると、大分笑ってくれる様になったなって思ってさ。変わったよ、お前」
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