スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
イブと遊んでウキウキご機嫌なクリスと一緒に歩道を歩きながら、ポケットからケータイを取り出す。


『―――…もしもし?』


「ああ、オレ。今ちょっと話出来るか?」


『いいけど……どしたの?』


「実はさ………」


目的の人物と数分間通話した後、ケータイをポケットに戻した。


このやり方が湖柚に100%合ってるかは、正直分からない。


もしかするとかなり抵抗されるかもしれないが、“変わりたい”と言っていた湖柚の力になれるかもしれないのなら――――…やるっきゃないだろうが。


「笑っててくれよ………湖柚」
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