スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
急に左腕を引っ張られたと思いきや、隣には店員さんに向かって満面の笑みを浮かべる所さんがいた。


ちょっと待って………?


今所さん、とんでもない事言わなかった!?


「えっ?この茶髪のお嬢様の?」


「ええ♪私とこの男の子も手伝うから、協力して欲しいの」


「どうも」


石化する私の目の前で、よく分からない会話が繰り広げられている。


数秒経ってから、ようやくフリーズ状態から脱する事が出来た。


「と、所さん村星君、どういう事!?コーディネートって何!?」


まさか―――……ここで私の洋服を選ぶって言うの!?
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