スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
いやいやいや、まさかそんな事があるワケが無い!!


必死に脳内で否定するも、スポーツ万能王子様はサラリと一言。


「そうだよ」


「っ!?」


な、何だってぇ~~~~っ!?


「ってなワケで風家さん、一旦こっち来てくれる?」


ピキッと固まっていると、所さんが普通に私の手を引いてお店の奥に行こうとする。


「と、所さん、どうしてここで湖柚の洋服選ぶの!?」


「ってゆーか私達はどうしたらいいの!?」


たくさんのハテナマークを浮かべ覚束ない足取りの私と、なぜか笑顔の所さんの背中に、己園と七智の訴えが飛んで来た。
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